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風量計に望まれる機能

 
当社は、次に示す機能の到達度をもって風量計評価の基準と考えています。

◇機能‐1 :測定値が正確か?

 風量を測定しているにも拘らず、測定値に大きな誤差を有する場合、その誤差を含んだ指標で風量が管理されるため、省エネ/省コスト以前の問題が発生します。

◇機能‐2 :定期的な校正が設置状態でできるか?

 風量計は、他の測定機器と異なり、測定断面における風速分布が測定精度を大きく支配します。この風速分布は、ダクトパターン(ダクトの組合せ) により左右されるため、実際に使われている環境下で測定値の校正をする必要があります。

◇機能‐3 :圧力損失は低いか?

 例えば、先述枠Aの運転条件で損失がΔPf = 100 Pa  の風量計を用いていたとすると、年間の経済損失146,000円(ランニングコストのみ)に達します。
このような風量計は、省エネや省コストを加速するツールとして適当ではないと思います。

◇機能‐4 :コストパフォーマンスはどうか?

 省エネの成果により、短期間で費用回収が可能なイニシャルコストが望ましいと考えます。

◇機能‐5 :設置制約が緩和できるか?

 精度を維持するための必要直管部を短縮することで、設計の自由度が高まり、最適設計ができます。
◇機能‐6 :広く材質を選択できるか?

 測定ガスの性状に見合った材質を提供することで、耐久性を高める必要があります。






   
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