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混合希釈法って? − ガストレ式の風量測定原理 −

 
★解りやすく水に例えると・・・

ある容器に水が入っているとします。(下図参照)
この水の体積Qwを混合気釈法で求めます。

@ 容器にスポイトで90%濃度の染料(インク)をq(L)滴下してよく撹拌します。
   ここでは、注入量qを仮に0.02(L)とします。
A 混合拡散された水溶液を分析して、染料の濃度C(%)を分析します。
B 分析の結果、染料濃度Cが1%であったとすれば、次式が成立します。
   これから、元の水量Qwを求めることができます。
すなわち、元の水量は1.78 L

★ダクト内の風量に置き換えると

ダクト内を空気が流れています。(下図参照)
このダクトの任意断面を通過する空気量(風量 Qam3/s)を求めます。
尚、この空気には二酸化炭素(CO2)がXi(%)含まれています。

@ この空気にCO2濃度Xp(%)のガスをq(m3/s)注入します。
A この注入地点から適当に離れた下流側(注入したCO2が十分混合する距離)で
   CO2の濃度を分析します。
B 分析の結果CO2濃度がXo(%)であったとすれば、次式が成立します。
   これから、ダクト内の風量を求めることができます。

 
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